先生が私に恋をした
勢いで尻もちをつく
「ってぇ、、」

なっ、なによ
なんなのよ
いきなりキスなんて
しかも仕事場で、、、有り得ない
あぁ、もう一生の不覚だー
消えたい 消えたい

転んだかっしーを尻目に
プチパニックの私。
ダメだ 帰ろう。

立ち上がり深呼吸をする
「ふうーっ」

よし。
診察室から出ようとしたとき

「奏さん、俺、奏さんがちゃんと向き合ってくれるまで
絶対諦めないから」

それだけ言って私より先に診察室から出ていったかっしー

なっ、なんでだー
婚約者いるくせに
どうせ遊びたいだけのくせして
私の平穏な日々を返せー

年下のくせに
メンタル弱いくせに
なんなのよ


「勝手に人の心に入らないでよ、、、」





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