先生が私に恋をした
恋と仕事と
は、恥ずかしい
何がどうなってるのか
冷静に考える余裕もなく頭はパンク寸前

ロッカーを開けて携帯を確認

かっしーからメールがきてた

ー終わったら、○○レストランにきてー

○○レストランてどこだっけ
グー○○で調べる

あ、すぐ近くじゃん
もういるのかなー
急いで着替えて車に乗った

着くとレストランの入口付近に立つかっしーがいた
中で待っててもいいのに

車から降りると私に気付いたかっしーが歩いてくる

「奏さん、お疲れ様」
「かっしーもお疲れ様。朝大変だったね」
「うん、でも大丈夫だったよ。」

表情で分かる
今日はうまくいったんだと


テーブル席に向かい合って座る
窓際はなんとなく避けた
注文をして料理がくるまでの間何を話そうか
話題を模索してると

「奏さん、手出して」

かっしーがテーブルの上に手を置いて
「手相みてあげる」




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