季節はずれの恋
「咲間くん?よろしくね」


「あーい、おねしゃす」


さっきの挨拶とは、違うチャラチャラした感じだった


「挨拶の時のイメージと違うね」


「そっすか?南さんも見た目と違って
フレンドリーなんすね」


「そーだよ、あ、そうそう、
私達の係はね前日準備だけなんだ!」


「え、少なくないっすか?」


「そー、私が吹奏楽部だから
当日演奏しなきゃいけないの、
だからね前日だけめっちゃ忙しいよ笑」


「まじすか!ラッキーすね笑」


めっちゃ嬉しそうに笑う咲間くん


「今日は何するんすか?」


咲間くんが聞いてきた


「今日はエール練習だよ」


「あー、始まりにあるやつっすか?」


「そう!」


私達の学校は開会式の後すぐに全学年正副委員長で
エールをする


「他の皆は毎年やってるから分かるんだけど
咲間くんは分かんないだろうから今から教えるね!」


「あざっす!」


「どういたしまして!」


いつもは前日準備しかないから前日まで
部活の方に行って練習出来てたけど今年は
無理かな、、


「ジャージとかに着替えます?」


「うん!トイレで着替えて10分後に中庭集合ね!」


「了解っす」


チャラチャラしててどうかなとは思ったけど
言うこと聞いてくれるし
話してて楽しいから、良しとするか!(何様)
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