初恋レモン
「川口さんどこから来たの!?」
「てか可愛いね!」
「菜々ちゃんて呼んでいい!?」
「細いね~!」
「なんかいい匂いする!!」
質問と投げかけられる言葉に
耐え切れずパニック。
どう答えようか困っていると
―――ガタッ
勢いよく椅子を引く大きな音がして、
みんなびっくりしたのか、
質問の嵐は止んだ。
立ちあがって教室を出て行ったのは旭君。
旭君の後ろ姿を見つめていると
「海人はいつもあんな感じだから
気にしないでいいよ。菜々ちゃん。」
そう言ったのは少し派手目な女の子。
へぇ…、そうなのか。
…ん?
「海人?」
「そう、旭海人。
女子には冷たいから
観賞用イケメンだね、あれは。」
「てか可愛いね!」
「菜々ちゃんて呼んでいい!?」
「細いね~!」
「なんかいい匂いする!!」
質問と投げかけられる言葉に
耐え切れずパニック。
どう答えようか困っていると
―――ガタッ
勢いよく椅子を引く大きな音がして、
みんなびっくりしたのか、
質問の嵐は止んだ。
立ちあがって教室を出て行ったのは旭君。
旭君の後ろ姿を見つめていると
「海人はいつもあんな感じだから
気にしないでいいよ。菜々ちゃん。」
そう言ったのは少し派手目な女の子。
へぇ…、そうなのか。
…ん?
「海人?」
「そう、旭海人。
女子には冷たいから
観賞用イケメンだね、あれは。」