初恋レモン
「もちろん…!」


とは言ったけど
操作の仕方がわからない…。


「教えてあげるから覚えて。」


海人君は私に画面を見せてくれながら
海人君の番号を登録してくれた。


「はい、どうぞ。
また分からない事あったら聞いて。」


受け取ったスマホには
”旭海人”と連絡先の欄に載っていた。


海人君が第一号…。
嬉しい。


「かけ放題ってプランだから
気にしないで電話して。
料金余計にかかったりしないから。」


プランの事はよく分からないけど、
いつでも海人君と
話せるって事だよね…?
そんなの…


「毎日かけるよ…?」


驚いた顔をする海人君。


「ごめん!毎日なんて迷惑だよね…?」


咄嗟に謝った。
< 163 / 297 >

この作品をシェア

pagetop