初恋レモン
満面の笑みを向ければ
海人君はホッとしたように
優しく笑った。


「よかった。
これで今日と明日楽しもうね。」


海人君からのサプライズで
ますます文化祭が
楽しみになった。


「それでは間もなく
文化祭がスタートしますので
準備に入ってください。」


全校放送のアナウンスで
私達はそれぞれ動きだし、
9時になるまで待った。


そして


「では!文化祭1日目スタートです!」


待ちに待った文化祭が始まった。


まだ早い時間にも関わらず
続々と中庭へと
一般の人たちが入って来た。


「すごい…、感動…。」


「そんなに?」


私があんまりにも
感動してるから
隣で呆れているさくらちゃん。


だって、校門にはアーチがあって
中庭ではたくさんのお店が出ていて、
みんなカラフルで可愛い恰好していて、
いっぱい人が集まってるんだよ!?
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