初恋レモン
なんて世間話もそこそこに。


海人君の荷物を家の中に置いて
私達は学校へ向かった。


***


「おはよ!」


学校へ着くと3人も
海人君と同じように
大きな荷物が机の横に
置いてあった。


「みんなごめんね。突然。
それにこんな荷物学校まで
持ってこさせちゃって…。」


「なんで菜々が謝るの!
私すっごい楽しみなんだから!
1週間お世話になります。」


ペコっと頭を下げた
さくらちゃんに続いて
光輝君と大河君も同じように
頭を下げた。


「こ、こちらこそだよ!」


慌てて私も頭を下げた。


一通り挨拶が済んだところで
朝のお喋りタイム。


「ねぇ!今日の夕飯はどうするの?」


「あ、その事なんだけど…。」
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