初恋レモン
お母さんには、
海人君の話をずっとしてきた。


友達みたいだから
すごく相談しやすい。


「そうなの!?やったじゃない!
運命の再会で燃え上がる恋…。
青春ね~~!
菜々、恋する気持ちは大切にしなさいね。」


「うん、私頑張る。」


そんな話をしている間に
お互いラッピングは残り1個となっていた。


「そういえば、
お友達は出来た?」


とも…だち。


今日一日の事を思い返すと
まともな会話もしてなくて、
お昼も先生に呼ばれて1人で食べたから
友達…出来てない。


「お母さん…。」


私の表情から察したのか
あららと眉をひそめた。


「どうしよう…?」


このまま一人ぼっちは嫌だ!
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