初恋レモン
「お、俺もちょっと帰るわ!じゃ!」


「え!どうした…の。」


なんて聞いてるはずもなく
家には私と海人君の
2人になった。


…昨日の事があってから
まともに海人君の顔が
見れないんだよね。


だから私たちの間には
何とも言えない空気が流れていた。


と言うよりも
私がそういう空気を作り出してる
って言った方が正解かも。


だ、だってだって
昨日キスしちゃったし、
さくらちゃんともあんな話したし…。


もう頭の中大パニックだよ…。


「菜々。」


そんな中いきなり海人君に
名前を呼ばれて過剰に
反応してしまった。


「な!なんでしょーか!」


声裏返ったし…。
最悪だ…。
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