初恋レモン
そう言えば、
柔らかく微笑んで
涙を拭ってくれた。
最後の瞬間、
耳元で小さく”愛してる”
そう言ってくれた声を
私は一生忘れないだろう。
***
いつの間にか眠ってしまっていた私。
目を覚ますと辺りはまだ真っ暗で、
時計を確認すると
深夜12時を過ぎたところだった。
隣にはスース―と小さな寝息を立てる
幼い顔をした海人君。
眠る海人君を見て
私も服を着ていない事に気付き
慌てて身支度を整えた。
こんな慌てた様子を見られたら
海人君に『今更?』って
笑われそうだけど、
恥ずかしいものは恥ずかしい。
でも、それ以上に
幸せな感情が残っていた。
お腹の少しの痛みも
その証拠だと思うと
なんだか愛しく感じた。
海人君を起こさないように
そっともう一度布団にもぐり
私も眠りについた。
柔らかく微笑んで
涙を拭ってくれた。
最後の瞬間、
耳元で小さく”愛してる”
そう言ってくれた声を
私は一生忘れないだろう。
***
いつの間にか眠ってしまっていた私。
目を覚ますと辺りはまだ真っ暗で、
時計を確認すると
深夜12時を過ぎたところだった。
隣にはスース―と小さな寝息を立てる
幼い顔をした海人君。
眠る海人君を見て
私も服を着ていない事に気付き
慌てて身支度を整えた。
こんな慌てた様子を見られたら
海人君に『今更?』って
笑われそうだけど、
恥ずかしいものは恥ずかしい。
でも、それ以上に
幸せな感情が残っていた。
お腹の少しの痛みも
その証拠だと思うと
なんだか愛しく感じた。
海人君を起こさないように
そっともう一度布団にもぐり
私も眠りについた。