初恋レモン
するとニヤニヤと笑って言った。
「さぁ?海人に直接聞いてみたら?」
絶対知ってるのに
何度聞いても頑なに教えてはくれなかった。
諦めて海人君に聞こうと
席へ戻った。
自分の席に座り横目でちらちら
海人君の様子を伺っていると
「なんでそんな見てるの。」
さっきと同様、不機嫌な声が聞こえた。
見ていたことがバレていた事が
恥ずかしくなったけど、
チャンスは今しかないと思って聞いてみた。
「…なんで怒ってるの?」
「だから怒ってないって。」
「絶対怒ってるよ!」
「怒ってないって。」
いつまでも否定し続ける海人君。
つい私もしびれを切らしてしまった。
「もう!怒ってるの見え見えなのに、
そんな海人君、ヤダ!」
「さぁ?海人に直接聞いてみたら?」
絶対知ってるのに
何度聞いても頑なに教えてはくれなかった。
諦めて海人君に聞こうと
席へ戻った。
自分の席に座り横目でちらちら
海人君の様子を伺っていると
「なんでそんな見てるの。」
さっきと同様、不機嫌な声が聞こえた。
見ていたことがバレていた事が
恥ずかしくなったけど、
チャンスは今しかないと思って聞いてみた。
「…なんで怒ってるの?」
「だから怒ってないって。」
「絶対怒ってるよ!」
「怒ってないって。」
いつまでも否定し続ける海人君。
つい私もしびれを切らしてしまった。
「もう!怒ってるの見え見えなのに、
そんな海人君、ヤダ!」