初恋レモン
そんな事を考えながら
ケーキを味わった。


「ごちそうさまでした!」


「は~い。じゃあ買い物に
行ってくるからゆっくりしていってね!」


そういって家には私達3人が残された。


「じゃ、ようやく本題だな。」


そうだった、ケーキが美味しすぎて
忘れてたよ。


「海人と菜々ちゃんは完全に両想い。」


光輝の言葉に私と大河は同時に頷く。


「だけど、進展しない。」


また頷く。


「で、どうするか。」


いや、そこ考えてなかったの?


「んー、確かに早く付き合えよ
とは思うけどさ、
それは2人のタイミングじゃね?」


「え、大河のくせに
めちゃくちゃ正論。」


「俺のくせにってなんだよ!」
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