恋を失い愛を知りました。




「サヨさん、
洸斗さん夕飯いらないらしいです、」




「またおぼっちゃま。
何を考えてらっしゃるのか…」





そう呆れながら呟く。


本当に私たちは結婚する必要があったのか…


いや、今更後戻りなんてできない




式の準備も着々と進んでいるのだから。




そう。これは仕事よ。


仕事として頑張らないと。




だが、腹をくくった私に追い打ちをかけるように
毎日ヒロトさんからの連絡は冷たかった、




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