恋を失い愛を知りました。




急に、俊太に大事にすると
言われた日のことを思い出した。




お父さんが仕事仕事の毎日で
いつもその寂しさを埋めてくれるのは俊太だった




キスよりもたくさん抱きしめてくれた。







それは、安心させようとしてくれてたんだ。

今になって気づいた。






お父さんやお母さんがしてくれなかった分
私はたくさんたくさん俊太に抱きしめられた。





いつしか成長して
お父さんがいても甘えることができなくなった

小さい時に感じてた寂しさを残しながら…






そんな私の溝を埋めてくれたんだね、







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