恋を失い愛を知りました。




もしかしたら
今日が悠未と過ごす最後の日になるかもしれない。




そう思いながら
今日の分の仕事を午前中で終わらせた。




宿を探すのに少しばかりもめてしまったが、
この2日が悠未にとっていい思い出になるように。




そんなことを思いながら
隣で眠る悠未を乗せて運転をした。




着いたというと急に起き上がった。




英会話を頑張る悠未


旅行に行くといった時の嬉しそうな悠未


俺のことで怒る悠未


つけれて寝ちゃう悠未


運転させてごめんと気遣う悠未




全てが俺の宝物だ。





二人のことはちゃんと二人で決めような





あの日以来触れていない悠未の手を握り





少し恋人らしいことをして





宿に入った。





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