恋を失い愛を知りました。
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♡
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「うわーっ綺麗!」
外に広がるのは夕焼けと富士山。
空気が澄んでいてキラキラと輝いて見える
まだ少し肌寒い春。
車を置き二人で肩を並べる。
「俺、お前と結婚できてよかった」
え?今なんて?…
私と結婚できてよかった??
そう言ったよね?。
そんな嬉しい言葉はない。
だって私は好きだから…洸斗のことが。
だけど好きなんて言ったら崩れてしまう。
この関係…
洸斗は私がそんな感情は生まれないない
とわかっているからできた契約。
なのに。
そんなこと言われたら期待しちゃうよ。
「悠未?なんで泣いてるの?」
「え、あっごめん」
自然と流れてた涙。
嬉しナミダなのにそんなこと言えないし。
「そっか。
悠未、お前俺と結婚する前彼氏いたんだろ」
「え?」
多分、俊太のことだよね。
「俺が結婚するとか言ったから…」
きっと勘違いしてる。
私はもう俊太のこと好きじゃない。