外見9割、性格1割。

家に帰った私は
リビングに入ると腰が抜けた。

築「新川、どうした?
お前、顔赤いぞ。」

慌てて駆け寄ってきた鬼男は
私の額に手を当てる。

築「おい!聞いてんのか?」

愛琉「...先輩と...付き合った...」

築「は?」

愛琉「...キスされた。
どうしよう、私。
先輩の事、めちゃくちゃ好きだ。」

はぁっとため息をついた鬼男は
ソファに座りテレビをつけた。

築「とりあえずおめでとう。」

さっきまで鬼男が...とか
忘れられる...とか考えてたけど
頭の中は大雅先輩ばっかりで
鬼男の言葉なんて
耳に入って来なかった。
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