外見9割、性格1割。
大雅「お、新川。来てたんだ。」
愛琉「大雅先輩...」
さっきのって本当?って
聞こうと思ったけど聞けなかった。
本当だって言われたら
多分私は立ち直れない。
聞き間違いだったかもしれない。
新川って別の人の話かもしれない。
そうやって自分自身に言い聞かせた。
愛琉「お待たせしました!」
大雅「あれ?着替えてきたんだ。
可愛いじゃん。よく似合ってる。
さすが新川だな。
モデルさんは何着ても似合うわ。」
こんなにも優しい先輩が
あんな事言うはずない。
聞かなかった事にすればいい。
先輩が連れてきてくれたカフェの
パフェはすごく美味しかった。
意外な事に、先輩は
甘い物が好きだった。
愛琉「あ、先輩。あれ食べました?
西内街道の花屋さんの近くの
ケーキ屋さんにあるチーズケーキ。
めちゃくちゃ美味しいですよ!」
大雅「へぇ、そうなんだ。
向こうの方あまり行かないからな。
今度、一緒に行こうよ。」
愛琉「はい!」
ほら、だって先輩はいつも通りだ。
あれは聞き間違いだったんだ。