外見9割、性格1割。
愛琉「あんたは絶対に
馬鹿にしてると思ってた。
付き合って数週間で振られた私の事。
部屋から出てこない幼稚な私の事。」
築「何でだよ。お前が頑張ってた事
1番知ってるのは俺だろ。
お前はよく頑張ったよ。」
ほら、そうやって
優しい顔で笑うから
私はあんたの事が昨日よりも
もっと好きになっちゃうんだ。
愛琉「無理だよ。私は...あんたの
口からどんな話を聞いたって
どんなあんたを知ったって諦めないよ。
彼女がいるとか関係ない。
それでも私はあんたが好き。」
鬼男は何も言い返さずに
私の頭をポンポンと叩くと
キッチンへと向かった。
築「夕飯作るけど、お前も食う?」
愛琉「うん!!」
今はまだ叶わなくても、いつか...
鬼男の気が変わって
付き合える日が来るかもしれない。
その日を願って今日から私は
自分の気持ちに素直でいる事に決めた。