外見9割、性格1割。
分かってる。拒絶されてる事くらい。
頭では十分すぎる程理解してる。
でも、心がついていかなくて私は自爆した。
困らせるって分かってるのに
涙が止まらなかった。
そのくらい、私は鬼男が好きだ。
先輩の事なんてどうでもいい。
大谷くんを傷付けた事も。
鬼男の彼女の気持ちでさえも。
優しい言葉をかけてくれる
白戸くんの事だって、どうでもいい。
ただ、私はこの人が好き。
叶わなくても無謀でも。
鬼男が私の事、好きになってくれなくても
私の想いを否定される筋合いはない。
愛琉「そんな人...いない。
好きになっちゃダメな人なんていない!
だって、好きなんだもん!
めちゃくちゃ大好きなんだもん!
あんたが私の先生だとしても
好きになっちゃいけなくないよ!
私の気持ちは私だけのものだよ!」
バカか、私は。
こんな事言ったら、あいつを
困らせるだけなのに。
あいつに嫌われるだけなのに。