外見9割、性格1割。
サヨナラ、バイバイ

そうなるだろうとは思っていた。
昨日の態度は良くなかった。
爆発した私が悪い。

案の定、次の日から
鬼男の態度は変わり始めた。

部屋から出てきた私の事を
一瞬だけ見た鬼男は
何も見なかった様な顔をして
キッチンで朝食を作り始めた。

その空気に耐えられなくて
私は洗面所へと逃げ込んだ。

悪いのは私。
私の勝手な気持ちを鬼男に押し付けた。
気持ちを押し付けられる事を
鬼男が何よりも嫌ってた事を
知っていたくせに。

鬼男の人生を狂わせた、いつかの
生徒との出来事を聞いていたくせに
私は鬼男の事を困らせた。
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