外見9割、性格1割。

芽衣「愛琉がここにいると
愛琉はやっぱり愛琉だなって
何か安心するよ。」

愛琉「ほら、芽衣も食べよ!!」

学校生活は嫌いじゃない。
授業はつまらないけど
友達と過ごす毎日は
退屈しないから好きだった。

だけど、本当はもっと
自由に気楽に生きたい‥なんて
芽衣にも言えない私だけの秘密。

芽衣「それにしても
もっと綺麗に食べられないの?」

愛琉「ご飯は豪快にがっつく!
これが新川家の家訓なの。」

芽衣「どんな家訓よ。」

二段分のお重弁当を平らげ
足を広げ芽衣の太ももで眠る時間。
青空の下の心地よい風。
程よい芽衣の太もも。
この時間がこの学校で
唯一、息抜きできる時だった。

私が私でいられる時間だった。
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