外見9割、性格1割。
あんたの気持ち
生徒玄関へ行くと芽衣が
下駄箱にもたれかかっていた。
気まずくなった私は
靴を取り出して履くと
その横を通り過ぎる。
芽衣「愛琉。」
愛琉「...何?」
芽衣「昨日はごめん。
言い過ぎた。白戸くんに聞いたよ。
...黒沢先生とちゃんと話せた?」
愛琉「話せたよ。」
芽衣「あれから明に怒られた。
愛琉の恋愛は愛琉のものだから
お前が口出す事じゃないって。
...本当にその通りだった。
今更、遅いかもしれないけど
私がとやかく言う事じゃなかった。
反省してる。本当にごめんなさい。」
私に向かって頭を下げる芽衣の姿を
見た時、堪えてた涙がこぼれ落ちた。