外見9割、性格1割。
愛琉「...怒んないの?」
芽衣「何に?」
愛琉「鬼男との事。」
芽衣「怒る理由がどこにあるの?」
愛琉「だって、私はまた芽衣に
迷惑かけてるよ。
芽衣はちゃんと言ってくれたのに...
諦めろって言われたのに...
結局...ダメで......結局、頼ってる。」
芽衣が足を止めると
そよ風が芽衣の髪をなびかせる。
芽衣「寂しかったのかも。」
愛琉「え?」
芽衣「愛琉はいっつも私を
頼りにしてくれて、何かあると
1番に話してくれて、本当の
愛琉の姿を知ってるのは私だけ。
それが私の自慢だった。
読者モデルとして有名になっても
愛琉は何にも変わらなかったのに...
突然現れた黒沢先生に...
愛琉を取られた気がして
寂しかったのかも。」