外見9割、性格1割。
1人では十分すぎる程のベッドに
寝転がると寂しさが押し寄せた。
何に対してなのか
誰に対してなのかは分からない。
愛琉「起きてる?」
白戸「何?」
愛琉「白戸くんがいいなら...
こっちで...一緒に寝ない?
ソファじゃ、ゆっくり
眠れないでしょ?」
でも、見透かされていた。
私の浅ましい気持ちは。
白戸「ありがとう。
でも、出来る事なら俺は
新川の口からそんな言葉
聞きたくなかった。」
愛琉「そっか。」
バカか、私は。
寂しさを埋めるために振った相手を
利用しようだなんて最低すぎる。
布団を頭まで被り泣いた。
今、ここで私が泣くのは絶対に違う。
だけど、止まらなかったんだ。