外見9割、性格1割。

午後からの授業は半分寝て過ごし
校舎を出ると私の想い人
忽那 大雅の姿を見つける。

愛琉「大雅先輩っ!」

大雅「お、新川。一緒に帰るか?」

愛琉「はい!」

大雅先輩の事を好きになったのは
入学式の日の事だった。

入学式の日、風邪気味だった私は
無理をおして学校へと向かっていた。
でも、途中で熱が上がり
学校に着く前の道端で倒れた私を
大雅先輩が保健室へと運んでくれた。

顔も名前も知らない私に優しくしてくれた。
あの日の大雅先輩の背中の温もりは
絶対に忘れない。
その時から私は大雅先輩一筋。

大雅「雑誌見たよ。
特集組まれるなんて
本当、新川は凄いよ。」

愛琉「全然!すごくないですよ!
たまたま運が良かっただけです。
私よりも可愛い子ばっかりだから
撮影行くと落ち込むんですよ。」
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