外見9割、性格1割。

行き先も分からず歩き回って
2軒のコンビニを見つけて
ようやく10個のヨーグルトを手に入れた。

これで、少しは私の誠意も伝わるよね?

家まで歩いて30分。
かなり遠いけどタクシーに乗る
お金も持ち合わせてない。
携帯も持ってきてないし
誰かに頼る事も出来ない。

歩いて歩いて歩き続けて
せめてもの救いはまだ制服を
着てた事だなーなんて
呑気に考えていたら
おじさんが話しかけてきた。

おじさん「あの...!」

愛琉「何?」

おじさん「5万でどうですか?」

愛琉「は?」

おじさん「あなたのような
可愛い人なら10万まで出せます。
車も持ってます。どうですか?」

あ、これって。もしかして...
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