外見9割、性格1割。

どこ行こう。満喫?
でも、制服じゃ入れないか。
さっきのおじさんに
着いていけば良かったかな。
代償はあっても温かい布団で
眠れたのに。...あー、眠い。
もうここで寝よう。

ここなら朝、家から出てきた
あいつに気付いて貰えるし
近所の人が気付いて
起こしてくれるかもしれないし
公園よりは安全だよね。

ドアノブにヨーグルトの袋をかけ
地べたに座り膝を抱える。

眠れないと思っていたけど
時間も時間だ。もう少しで意識を...

築「新川っ!おい!どうした?」

愛琉「...え?」

築「どこ行ってたんだよ!お前!」

慌てた様子の鬼男は
来ていたジャケットを
私の肩にかける。

築「とりあえず入れ!」

ーガチャ

家の中はあたたかかった。
色んな意味で。

愛琉「あ、ヨーグルト!」

築「取ってくるから。
お前は中に入ってろ。」

慌てちゃって、何あいつ。
元はと言えばあいつのせいなのに。
< 45 / 424 >

この作品をシェア

pagetop