外見9割、性格1割。
どこ行こう。満喫?
でも、制服じゃ入れないか。
さっきのおじさんに
着いていけば良かったかな。
代償はあっても温かい布団で
眠れたのに。...あー、眠い。
もうここで寝よう。
ここなら朝、家から出てきた
あいつに気付いて貰えるし
近所の人が気付いて
起こしてくれるかもしれないし
公園よりは安全だよね。
ドアノブにヨーグルトの袋をかけ
地べたに座り膝を抱える。
眠れないと思っていたけど
時間も時間だ。もう少しで意識を...
築「新川っ!おい!どうした?」
愛琉「...え?」
築「どこ行ってたんだよ!お前!」
慌てた様子の鬼男は
来ていたジャケットを
私の肩にかける。
築「とりあえず入れ!」
ーガチャ
家の中はあたたかかった。
色んな意味で。
愛琉「あ、ヨーグルト!」
築「取ってくるから。
お前は中に入ってろ。」
慌てちゃって、何あいつ。
元はと言えばあいつのせいなのに。