揺れる、オトメ。
「原口さん、学校でちゃんとする気ある?」

「…?」

え、何、お説教?怖い、私何かした?


「学校でちゃんと授業真面目に…」

「それ、原口だけじゃなさそうですよ?」


え?私も一応その枠に入るの?なんか複雑?
先程の、なんとか 光くんがプリント持ってやって来た。

「高瀬、関係ないやつは…」

は、高瀬か。そっか、思い出した。メモメモ。(頭の中)


「あれ?いっつも、クラスのやつ一人の出来事はクラス全員の出来事だ。みんなで関わり合おう。…ってのは誰が言ってたんだっけ?えっと…」


うわ、すげえ。めっちゃケンカ売ってる。なんか、ちょっとカッコいい。わあぁ。


「…高瀬、プリント終わったのか?」

「はい、終わりました。」


「そしたら…」



なんか嫌な予感。この先生、今、悪い心の姿してそう。早く良くなって。


「高瀬に原口さんの世話係兼、2人で先生の雑用係やってもらうよ。原口さんが分からない所は教えてあげて。」


「…はい。」


こわいぃぃっ…!なんかいろいろ、やってもらうよ、って、やってくれる?みたいな疑問系じゃない所とか、拒否権がなさせうな雰囲気とか、こわいっっっ!

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