揺れる、オトメ。
2時間目は隣の席の人と百人一首。

私の相手は長谷部 柚木だ。

長谷部くんの相手は、私、原口 多未。…です、はい。



『花の色はー…』


「はいいっっ!」


よっしゃ、私が唯一取ることのできる札。ゲット。

よし、後はもう力を抜いていい。ふう。



後半はちょっとした好奇心?出来心で、あえてお手つきをしてみたりした。特に意味はないけれど。



そんな感じで唯一の札だけでは相手、長谷部のヤロウには勝てなかった。
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