好きです、先生


「……はい!今日はここまで。次回は分国法を詳しくするからこのプリント予習してきてください。それじゃあ号令!」



まだ10分しか経ってないんじゃない?!と錯覚してしまうほどには授業に集中していた。


もっともっと先生の日本史を受けたい。
当てられてもいいようにプリント完璧にしてこなきゃ。



「れなちゃん!行こっ!せんせ〜!」



「あっ!ちょ、ちょっと〜」



そんなことを考えて予習プリントを眺めようとしたら未来ちゃんに手を引かれて先生の元へ。


「ん?どうしたの?」


そういって不思議そうに首を傾げる先生が目の前に。



「えっと、白鳳文化について聞きたいんですけどお時間ありますか?」
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