好きです、先生

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「初めまして!1年間みなさんの日本史を担当します、柴田隼人です。教師1年目で不安だらけだけどよろしくお願いします」



照れくさそうに自己紹介をする先生。


真剣に自己紹介を聞く生徒。


今は私が唯一好きな日本史の時間。


私は学校が嫌いだ。
担任も学年主任もみんな嫌い。
仲良しの友達はみんなクラスがバラバラで私は一人ぼっち。


そんな私が楽しみにしているのが日本史の授業だった。


日本史を教えてくれるのなら先生なんて誰でもいい。
欲をいうならカッコイイ先生が良かったなぁ。


そんなことを考えながら先生の自己紹介を聞いていた。
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