君と小脳と僕
高校も冬休みに到達したが僕は高校に来ていた
あの日彼女と連絡を交換し、冬休みもあの部屋で集まる約束をしたのだった
「おはよー、すずな」
「あっ!おはよう洋ちゃん!」
このとおりあの日から何度か2人でこの部屋に集まるようになって、すっかり先輩後輩とゆう壁はもうなくなっていた
「この小説いまいちだったよ〜、やっぱり小野説郎が1番だよね」
彼女は口を尖らせてそう言う
(....可愛い
って、、そうじゃない、今日こそは
今日こそは言わないと)
そう、今週末はクリスマス
僕は彼女をデートに誘おうと思っていた
そしてその時に告白しようと決めていた
「ねえ、すずな?」
彼女は本棚の小説に手をかけるのをやめ
こちらを振り返った
「ん?どうしたの?洋ちゃん」
「、、、クッ」
「ク?」
「ク、、、クリスマス一緒に行きたいところがあるんだけど、予定、、あいてるかな?」
僕は意を決して言った
「なーんだ」
彼女は僕の顔を眺めながらクックと笑ってそう言う
僕はハテナ状態
「わたしも洋ちゃんに誘おうと思ってたんだよクリスマス」
彼女はニカッと笑った
「楽しみだねクリスマス。ところで行きたいところって?」
「当日のお楽しみ」
「え〜〜っ」
僕はクリスマス彼女に必ず想いを伝えようと小野説郎に誓った