君と小脳と僕


クリスマス当日


待ち合わせ12時の10分前僕は約束の場所に着き彼女を探す

彼女はすでにいた
まだこちらには気付いていないみたいだ

見慣れない私服姿

鼻を赤くして待っていた(可愛い)

今日は一段と冷えている


「お待たせ!ごめん、待った?」

彼女は僕をみて

「おはよ!全然だよ。」

笑って答えた

(あ、なんだ、ただの天使か)


「これから行きたいところに向かうの?」

彼女が首を傾げている

「いや、それは後で

先にお昼たべにいこう」

そう言って僕は彼女の手を引いた


この日の僕はやけに積極的だった。

待ち合わせ場所には恋人が多い、それが僕にこうさせたのかもしれない


この時彼女はどんな気持ちでどんな顔をしていたんだろうか

すっかり彼女に聞くのを忘れていたから
こればかりは一生わからない



5分ほど歩いて目的のお店に着いた

「わあ〜、おしゃれなお店だね!いい香り〜」

「予約してあるから入ろ?」


手は繋いだまま、彼女の店内へはいった

ガランコロン
「いらっしゃいませ、ご予約の門脇様ですね。
こちらのお席までどうぞ」

店内にはクリスマスの装飾でいっぱいだった

彼女はその装飾に目を輝かせていた


席につきここのお店で人気のパスタとピザを2人で食べた

「おいひ〜(おいしい)ね!」

パスタを頬張りながら笑顔だった

(ここの店にしてよかった、、)

パスタとピザを食べた後クリスマス限定のデザートを食べた

彼女は終始笑顔だったことに僕は胸を撫で下ろした


彼女は払いたがってたが、僕がお金を払い(実は地元の駅前コンビニでバイトしていた)

満腹になったところで店を後にし、その行きたいところへ僕たちは向かった

















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