先生、好きです
〜高校一年・春〜
「春の日差しが暖かく差し込む、今日。私たちはこの山桜高校の入学式に参加できることを心から嬉しく思っています。高校では様々なことに挑戦し、努力することを誓って挨拶とします。新入生代表挨拶、加賀谷柚希」
私は加賀谷柚希。県内トップクラスの進学校の山桜高校に入学したばかりの一年生。
卒業式が終わり、みんなそれぞれのクラスに戻っていった。もう友達ができてるのか〜というくらいクラスはすごく賑わっていた。
あ、あの子と仲良くしたいな〜と思ったまま話しかけられず、先生のショートホームルームが始まってしまった。
「皆さん、ご入学おめでとうございます!
1年A組の担任になりました。秋井祐介です。一年間を通して皆さんに学んで欲しいことがたくさんあります。一つは勉強に集中して取り組み…」
ああー、先生の話ってなんでこんなにつまんないんだろう。ねむくなってきたなぁ。
「ぃ…おい、加賀谷!」
「は、はい!」
「代表挨拶で緊張したのはわかるけど、入学式早々寝るなんていい度胸だな!」
「すっ、すみませんでした!」
う、うわぁ〜入学初日からやらかしちゃったよ…。みんな笑ってるし、恥ずかしい。
長い長い先生の話が終わり、ようやく放課後になった。
本当に綺麗な高校だな〜、ロッカーも机もピカピカだ…。ゆっくり帰りの支度をして帰ろうとすると
「かがや、ゆずきって読むの?」
「え、あ、私?!あ、かがやゆきです!」
「ゆきちゃんか、間違っちゃってごめん!
私は笹岡紗羅、よろしくね!」
「さらね、よろしく!
私の事は呼び捨てでゆきって呼んで!」
「わかった♪ゆきね!」
「これからよろしくね!」
これが私と紗羅の出会いだった。
次の日
ふう、友達まだ1人しかできてないし、不安だなぁと思う反面、慣れないけど電車通学はワクワクするし、何より制服が可愛いなぁと思ってた。
「あれ?ゆきさんですか?」
「へっ?!え、はい。」
「やっぱり!私中学校の頃、バスケ部で!ゆきさん強かったので覚えてて…」
「ええ、そうだったんだ!嬉しい!!ありがとう〜」
「うんうん、ところでバスケ部入るの?」
私は小学校一年生からずっと大好きなバスケをやってきた。
「春の日差しが暖かく差し込む、今日。私たちはこの山桜高校の入学式に参加できることを心から嬉しく思っています。高校では様々なことに挑戦し、努力することを誓って挨拶とします。新入生代表挨拶、加賀谷柚希」
私は加賀谷柚希。県内トップクラスの進学校の山桜高校に入学したばかりの一年生。
卒業式が終わり、みんなそれぞれのクラスに戻っていった。もう友達ができてるのか〜というくらいクラスはすごく賑わっていた。
あ、あの子と仲良くしたいな〜と思ったまま話しかけられず、先生のショートホームルームが始まってしまった。
「皆さん、ご入学おめでとうございます!
1年A組の担任になりました。秋井祐介です。一年間を通して皆さんに学んで欲しいことがたくさんあります。一つは勉強に集中して取り組み…」
ああー、先生の話ってなんでこんなにつまんないんだろう。ねむくなってきたなぁ。
「ぃ…おい、加賀谷!」
「は、はい!」
「代表挨拶で緊張したのはわかるけど、入学式早々寝るなんていい度胸だな!」
「すっ、すみませんでした!」
う、うわぁ〜入学初日からやらかしちゃったよ…。みんな笑ってるし、恥ずかしい。
長い長い先生の話が終わり、ようやく放課後になった。
本当に綺麗な高校だな〜、ロッカーも机もピカピカだ…。ゆっくり帰りの支度をして帰ろうとすると
「かがや、ゆずきって読むの?」
「え、あ、私?!あ、かがやゆきです!」
「ゆきちゃんか、間違っちゃってごめん!
私は笹岡紗羅、よろしくね!」
「さらね、よろしく!
私の事は呼び捨てでゆきって呼んで!」
「わかった♪ゆきね!」
「これからよろしくね!」
これが私と紗羅の出会いだった。
次の日
ふう、友達まだ1人しかできてないし、不安だなぁと思う反面、慣れないけど電車通学はワクワクするし、何より制服が可愛いなぁと思ってた。
「あれ?ゆきさんですか?」
「へっ?!え、はい。」
「やっぱり!私中学校の頃、バスケ部で!ゆきさん強かったので覚えてて…」
「ええ、そうだったんだ!嬉しい!!ありがとう〜」
「うんうん、ところでバスケ部入るの?」
私は小学校一年生からずっと大好きなバスケをやってきた。