愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜












階段から落とされた後も、嫌がらせはちょこちょこ続いた。






でも、先生やはるちゃんたちが気にかけてくれているおかげで何とかやっている、!





それで、今の状況とか進路のこととか色々話したいから放課後残れと黒崎先生に言われた





「で、最近どうだ?嫌がらせの方は」





「あれほど盛大なものはされてないです。


物は無くなりますけど」




「物無くなんのかよ!?それも充分な事だろ…?!」





「まあそうですけど…


それより、進路の事ですよね?」






「あ、あぁ…そうそう。

伊藤はどうしようと思ってるのかなって」





進路、ね…




2年の時はちぃ君と同じ『優銘大学』を目指していた。


でも、歌手っていう仕事を始めて悩み始めている…







「前は優銘大学を志望してたよな?

お前の学力なら問題ないし、なんなら指定校推薦だって余裕で狙えるよ」





し、指定校推薦?!私そんなに成績良かったっけ…?!





「大学に行くなら優銘大学なんですけど…


仕事と両立出来るかが心配で、」





仕事しながら勉強して曲を作って



そんな器用なこと出来るのだろうか、?










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