愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜
「ごめん遅くなって……大丈夫だった?
…え、?は!?大野?!」
「健斗先輩?!」
またまた黒崎先生が来てくれたんだけど、なんかすごい展開になってる…
なに、お二人とも知り合いなの??!
「せ、先輩なんでここにいるんですか??!」
「いやそれはこっちのセリフだって
俺はここの先生なんだよ。
で、大野はなんでここに?」
「…え、あ…俺は……」
「あ、あの、大野さんは私のマネージャーさんなんですけど…
お二人とも知り合い…なんですか?」
先生なんて「大野」って呼び捨てにするくらいなんだから結構仲よさそう…
「は、マネージャー??
大野が…すごい偶然だな。
俺たちは大学のサークルの先輩後輩なんだよ」
「ええ?!そ、そうだったんですか…」
大学一緒だったんだ……
「健斗先輩ここの学校だったんですね、!
びっくりです」
「俺の方がびっくりだよ。お前がマネージャーとか
……いやそれより、伊藤大丈夫か?」
あぁ…びっくりしすぎて自分の状況を忘れてたよ。笑
「はい、ずぶ濡れなだけです。」
「そうか……
あ、嫌がらせの犯人捕まえたよ?」
え、
「ええ?!い、いつの間に…」
「さっき廊下でバケツ持ったやつ見つけて、問いただしたら全部吐きやがったよ。
いま他の先生から説教受けてる」
……先生凄い。
「隣のクラスの女子3人組だったんだけど、そいつら伊藤の彼氏のファンだったらしいよ。
だからああいうドラマに出てたことにムカついたんだって」
「…そういう事でしたか、」
ちぃ君のファンって…なんじゃそりゃ、、
「またこんな事したら退学させるって言っておいたからもう大丈夫だよ」
うわぁ…先生鬼だ…
「…先輩かっこいいですね。」