愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜








大野さんが言うように、黒崎先生がちょっとカッコよく見えてしまった…






「そうか?



というかそんな事はどうでもよくて、



服、どうすっか…」






あ……



そうでした。こんな状態じゃ移動もできない





「体操服は?」



「昨日持って帰っちゃいました。」




なんともタイミングが悪い。

水かけるなら昨日かけてくれればよかったのに。笑





「俺のパーカーとジャージで良ければ貸せるけど?」





せ、先生の?!





「いや、それは本当に申し訳ないです…


この前だってリュック貸してもらっちゃったし…」






「それは全然いいんだよ?迷惑じゃなかったら遠慮なく借りてって?」





「シオン、そうさせてもらおう?時間もあれだし…」






あ!本当だ打ち合わせ…!







「…良いんですか、先生…」




「もちろん、持ってくるから保健室で待ってて」





「ありがとうございます…」






何から何までしてもらって、本当に感謝だよ…




今度何かお礼させてもらおう。





















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