愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜















「で、どういう事ですか紫音さん」





「どういう事って言われても……」









今、私は説教をされている…ようです…




ちぃ君に。






打ち合わせを終えて家に帰るとすぐさまソファに座らされ、このような状況に…






まず私、なんで怒られてるのかわからないんだけど…?





「あの…ちぃ君、なんでおこってるの、?」






「分からない?」





「ゔぅ…分かんないよ……」









「…服。」




「服?服がどうかした?」






「……なんで男のもの着てんの…。」








あ……そうだった、!

先生から借りた服のままだったんだ…!






「あの、これはね…その、黒崎先生から借りてて……」




「あの英語の先生か?」




「そうそう。実は、今日ね……」



「ちょっと待った。話聞く前にその服脱いで?

紫音から違う男の匂いするの嫌だ」




そう言って、私が着ていたパーカーを無理矢理脱がし始めた





「ちょっ、ちょっと待って…!!」




って言った時にはもう遅くて…





「っ…………!?!」







…制服の下に着てたシャツも濡れてしまったから、


パーカーの下は下着一枚…。





「…っ、ご、ごめん…


…これ着て、」




「うわっ…!

…ど、どうも……」





上から被らされたのは、ちぃ君がTシャツの上に着ていた半袖のパーカー





なんとか服を着れてよかった…笑






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