愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜
「いたっ……」
怪我から1週間ほどが経つけど
手首の捻挫はあまり治っていないみたいで、
服に手を通すのも少し痛そう。
「大丈夫??あんまり動かしたらダメだぞ」
「うん!ちょっと響くくらいだからへーき」
こっちを見てニコッとした笑顔を見せる紫音
だぁぁあもう可愛い…!!
本当何なのこの子可愛すぎねえかよもう無理
今すぐにでも抱きしめたいしキスしたいし襲いたいし本当可愛い。
今はキスしかできない。
といっても、俺が望むようなキスじゃなくて…チュッと触れるだけ。
寝るときも別々。一回一緒に寝たんだけど、無意識に俺が抱きついていたみたいで…
痛いって言われたからしばらくは別なんだよ…
色々とやばいんだ、限界を越してしまってる
それもこれも紫音に嫌がらせをしてた奴らのせいだ。絶対に許さないからな。
今までは抱きしめて落ち着かせてたのに、それが出来ないからどうすることもできない。
「…紫音、ギュッってして」
「はいはい」
…今はこれで我慢だな。
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千翼side終