愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜







「でも千翼くんも大変だね。

仕事とは言えいろんな俳優さん達とキスやらハグやらされたらハラハラするでしょ?」



「本当そうなんですよ。

でも、この鈍感少女はそんなこと気にしてないんで余計に心配ですね」





ど、鈍感少女って……





「あははっ!それは大変だね〜笑


まっ、さっきのイチャイチャぶりなら心配なさそうだよー?笑」





さっきのイチャイチャぶり…ってのは……



…ちぃ君にされた奴?!





「えっ!?しょ、庄司さん…見てたんですか…?!」





「いや、見るつもりはなかったんだけどさ〜


振り返ったら目に入っちゃって笑」






「あーあ、見られちゃったね紫音〜?」



なんてのんきに言いながら肩を引き寄せてくるちぃ君





……ゔぅ…恥ずかしい……




顔の熱を冷ますために、しばらく突っ伏したままの紫音でした。










その時、





「…真っ赤な耳の紫音ちゃん、破壊力すごいね……」




「本当やばいです…。マジで可愛いです」






と、自分たちがからかったくせに、

もらいデレして赤くなっている庄司さんとちぃ君がいることには気づきませんでしたとさ。















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