愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜
「…まぁな」
「マジかよ!?
毎日一緒で、嫌なとことか見えてこないの!?」
嫌なとこ、?
そんなの……
「全くない。むしろいいとこしかない」
嫌なとこなんか探そうにも探せないくらい紫音はいい子だ。
性格から何から何まで文句なし
「嘘だろ…」
「それが嘘じゃないんだよね〜多分
俺も千翼の彼女と知り合いなんだけどさ、
マジでいい子だよ。
それにめっちゃ可愛いし!俺も何度もハート撃ち抜かれてるわ笑」
「おい」
冗談だってわかっててもムカつく
紫音は俺のだって。
「ごめんごめん笑」
「え、そんなに可愛いの?!
俺にも会わせてよー?」
「…いや」
「なんで…!」
「なんでも」
そんなの、会わせられるわけねえだろ。
絶対騒ぎ出すだろうから
「んじゃせめてどんな子かだけ教えてよ?」
「どんな子……
んー、全部がいい子?
すげえ可愛いし、性格もスタイルも良くて天使みたいな子だよ」
あー、紫音のこと考えてたら会いたくなってきた……
昨日から東京に行ってるから、
……明後日まで会えないのかよ…