愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜
「Shionさん、準備お願いします!!」
「…はい!」
出番の数曲前になって、ステージ裏に待機することに。
「こちらで〜す」
「ありがとうこざいま……
…ん?
えぇ?!は、はるちゃん?!」
ステージ裏に行くと、スタッフさん達の中に紛れてはるちゃんがいた…!
「ふふっ、やっと会えた!
スタッフの仕事が予想以上に忙しくってさ、なかなか会えなかったのよ〜」
あ、そうだった!
おじさんの仕事を手伝うとかでライブ1日目だけスタッフしてるって言ってたっけ…
「び、びっくりしたよ…!いきなり現れるんだもん…」
「ごめんごめん、連絡する暇もなくて。笑
あと5分だってさ!頑張ってしぃ!あんたならできるよ」
「…うん。頑張る…!ありがとう」
思いがけずはるちゃんと会えて、ホッとした。
なんだか、できる気がするよ。
うん。やってやろう!!