愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜
氷をもってソファに戻ると、
「…何で脱いだの…?」
「え?暑いんだもん」
さっきまで着ていたパーカーを脱いで、
タンクトップ?でもないけど腕が全部出てる状態になっていた…
平常心を装って隣に座るが、
「ちぃ君…膝貸して…」
「……どうぞ」
いや、何がどうぞだよ!これはヤバイって…
頭に氷を乗せてやると気持ちよさそうにするし、可愛いし、
これ、狙ってやってる……訳ないよな。
紫音がそんなことできる訳ないし、
マジで生殺しとはこう言うことを言うんだなって、今辞書の手本をしてる気分…
でもさ…この格好でこの状況は本当にまずい。
「…紫音、俺風呂行ってきていい…?」
一緒にいたいけど、これは脱出した方がいい状況だな…
「えー、行っちゃうの?
…まあ良いよ。はいっ」
すんなりと体をどけてくれて助かった…
あーーー!最近の俺マジで気持ち悪い…
紫音が可愛いとかしか思ってない
こんな性格だったっけ、?もうちょっと落ち着いて接すること出来たはずなんだけど…
お湯に浸かりながらそんなことを考えていた
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千翼side終