愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜
「じゃあら私まだ仕事残ってるからこの辺でっ
しぃお疲れ様!夏休みの間に遊ぼうね!」
「うん!ありがとう!!」
はるちゃんはそう言って行ってしまった
「紫音はいつ帰るの?俺、今日の最終の新幹線に乗るつもりなんだけど、」
「あ、そっか……
ん〜、明日の朝家に着くかな?夜はいろんな人に挨拶しないといけないだろうし…」
ちぃ君は明日も朝仕事だった。
またちょっとの間会えないなぁ…
「そんな顔すんなよ〜笑
仕事は朝だけだから、昼から一緒にゆっくりしよ?な?」
「…うん、!」
そう言いながら私の頭を撫でてくれる。
「見に来てくれてありがとうちぃ君。」
「こちらこそ、こんなにもいいものを見せてくれてありがとうな」
多分、この人がいなかったら
私は歌手にはなれていなかったと思う。
こんな素敵な経験もできなかった。
出会えた事に
彼女になれた事に
ありがとうだね。