愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜






「紫音こっち向いて〜」





「んー?」





パシャーーーーーーーー




口いっぱいに頬張っていると、不意に写真を撮られた





「ははっ、リスみたいな可愛いの撮れた!笑」




「あ、もー!撮るとき言ってよ〜」




「いいじゃん。大野さんにも自然な紫音を撮ってきてって言われたし」




「…そうだった。忘れてた…」







実はつい最近、SNSを始める事になったんです…!



あ、麗美梨としてね。笑




それで、旅行に行くって言ったら




「千翼くん、シオンの写真たくさん撮ってあげて!

自然な写真ってファンの人が一番見たいと思うからさ〜」






って、大野さんにお願いをされていたって事です。





そしたら、




「可愛い紫音を世間に晒すのは嫌だけど、

紫音のファンが見たいならしょうがない。撮ってあげる」





と、了解してくれました。笑







「紫音を撮ってたカメラマンずるいな。


ずっと紫音見てられるし、最高の仕事じゃん」





「なんでそうなるの!」





パシャーーー




……あ、




「うん、やっぱ可愛いわ」




「もー…また撮った…」






この後もたくさん不意を突かれ続けました。
















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