愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜







「…携帯もった?」


「持ってるよ!」





「財布は?」


「あるある」






朝からちぃ君に持ち物チェックを念入りにされております。





そう、今日は東京に行く日です!

大きな荷物は先に送っちゃって、今日は手荷物だけなんだけど、


ちぃ君は心配なのか、色々聞いてくる。笑








「……マジで3週間帰って来ねえの、?」






「ま、マジです…」




ちぃ君は最後の最後まで納得がいかないようで、何度も何度も本当に行くのかを確認してる





そりゃあ、私だって会えないのは寂しいよ…







「ちぃ君、家出るまで後15分。ギュってして?」






「喜んで」







ちぃ君っぽく言うと、充電だね!
3週間分の。







「ちゃんと、連絡しろよ…?」




「するよ!ちぃ君は携帯壊しちゃダメだからね?」



この前の泊りがけの時は、ちぃ君が携帯壊して連絡できなくなっちゃったからね。笑






「……気をつけます。


…あのさ、1つお願いして良い?」





ん?お願い??













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