愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜
「なにー?」
「上着脱いで」
「…上着を脱げば良いの?」
今は4月で寒くはないけど、いつも薄手の上着を着ている
カバンと上着を下ろすと、
「ちょっとだけ目瞑ってて」
次は目を瞑ればいいのね。
「はーい」
目を閉じてすぐ、服が引っ張られるような感じがして、
「…いっ、、」
何度か胸元にチクっと痛みが走った
これはもしや……
「はい、もういいよありがとう」
「…ちぃ君……また、跡付けたでしょ、?」
この間は首筋からお腹にかけて無数のキスマークをつけられたんです…
「うん正解。今回は4つに押さえておいたよ」
と、満足そうな笑顔で答えてる…けど、
「4つ?!十分多いよ!?
…えっ、しかもこれパーカー着てないと見えそうなとこまで付けてるし…!」
この前も撮影の時、コンシーラーで隠したくらい結構目立つんですよ…
でも後をつけた張本人は、
「いいじゃん見せつけとけば」
なんて呑気なことを言っている。
はぁ…撮影の時になったらコンシーラー使うしかないね…