愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜





コンコンッ



「ちぃ君〜?」


「おう、お疲れ様っ」


「どうかしたの?今日仕事だったのに」


「んー、ちょっとな。行こ?」


「うん…」





よくわからないままちぃ君に連れていかれた






「ん、乗って」


車で来てたんだ…

あ、最近免許取ったんだって!それでたまに車に乗せてくれる



じゃなくて、


「どこ行くの??」


どこに行くかも分からないまま車に乗せられたけど…


「何処って、家に帰るんだけど」

「……私を迎えに来るためだけに来てくれたの?!」


……それは申し訳なさすぎる、って言うよりなんで?!



「いや、俺も帰るからついでに」

「あれ、仕事は?」

「持って帰ってきた」




そうなんだ……。




よく分からないまま家に着いた





「昼ごはん食べた?」


「食べてないけど…お腹すいてないや。

ちぃ君食べるなら作るよっ」




食欲がなくなるなんて滅多にないけど、しょうがないよね



「俺が作るから、紫音も食べろ」


「え、?」




あの……私食べたくないんですが…?



「紫音、体調悪いだろ?朝もあんまり食べなかったし。」


「……気付いてたの?」


私、なにも言ってないのに…



「当たり前だろ。熱は?測った?」



「測ってないけど、多分ないと思うよ!

そこまでしんどくないし」






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