愛を私の音色に乗せて。〜夢中でワガママな俺の愛〜
夜になっても紫音はぐっすりと眠っていたので
手を離し、紫音が食べられそうなものを買いに行った
アイスとかゼリーなら食えるかな…?
「…ただいま〜」
まだ寝てるか。と思い、リビングに行くと
「…あれ、紫音?!」
床に座ってソファにもたれかかっている紫音がいた
「……あ…、ちぃ君……」
「どうしたの?まだ寝てたらよかったのに」
おでこを触ると、まだ結構熱い。良くはなっていみたいだな…
「…起きたら……ちぃ君、居なかった……から…
ここかな……って思って…」
どうやら、俺が居なかったから探しにきたみたい…
「ごめんな、買い物行ってたから。
アイス食べる?」
「…うん……もうちょっとしたら、食べる」
「ん、とりあえず頭冷やそ?横になって」
「……動いたら、目回ってしんどい…」
動いたら目回るのかよ…よくリビングまで下りてこれたな…
「じゃあこのままでいいよ。
明日は仕事ないよな?」
「…うん、学校だけ」
学校なぁ……この状態じゃ朝になっても治らなさそうだな
「明日は休め。俺も家にいよっか?」
「ダメ。ちぃ君は、大学行ってください…」
…ですよね、そう言うと思った。笑
結局、次の日の夕方まで熱が下がらなくて大変だった
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千翼side終